前回の人生初めての量産基板は敢え無く失敗作でした。
ということで基板を作り直した。
電源ラインは0.5mm幅として500mAぐらいまでは大丈夫のはずです。この基板に部品を実装して試運転してみました。倒立までは何事もなく成功です。
ところが走行試験に移ったところでこの基板にも問題発生です。前回の基板では問題のなかったWiFiが応答してくれません。配線に間違いはないようなのでノイズかと思い対策をしてみましたが効果なしです。
どうも前回から変更したWiFiモジュールへの電源供給に問題がありそうです。WiFiモジュールへどれくらいの電流が流れるのか今まで気にしたこともなかったのですが、ネットでこのモジュールの消費電流を調べてみると起動時120~180mA程度が必要なようです。(それにしてもたいていの事は先人たちが調べてくれています)
パターン幅0.25mmなのでなんとかなるとは思っていましたが、途中二カ所0.3mmのスルーホールを設けてパターンをまたいでいるのでここで負担がかかっているのかもしれません。
手ハンダで配線を追加しました。成功です、安定して応答してくれています。
難しいものです。よくよく考えてみれば、これまでのユニバーサル基板に手はんだの際の配線断面積は今回のパターン断面積に比べればかなり大きいということに今更ながら気づきました。
原因を発見するまでずいぶん手間取りましたがこれでなんとか動作のほうはOKのようです。
この基板で以前に製作した手ハンダの機体に載せかえるつもりでしたが、せっかくなので機体を新調することにします。今回は基板に合わせて出来るだけ小型化するつもりです。
走行のためのステッピングモータは従来通り日本電産サーボのKH39FM2-022を使います。オリジナルマインド社で中古品が一個480円で入手できます。シャフトが長いので写真のように先端を10㎜ほどカットします。
コネクタがないので配線を直付けします。
出来上がった走行部です。

手のひらサイズの機体となりました。

回路図です。
さて試験走行です、なかなかキビキビした動きです。
スケッチはJJROBOTS社から公開されている最新のものを一部変更して流用しています。
このブログのシリーズではステッピングモータ仕様四号機になっていますが、実際には構想倒れ、失敗作を含めると10台目になります。
それにしても車輪のセンターがでていないのが気になる。5㎜シャフトの市販タイヤになにか適当なものないかな?